お疲れ様です。みなさんは「飲み物」飲んでますか?
飲み物とは、飲むための液体であり、一般的に水、お茶、ジュース、酒類などがこれにあたります。水分補給や栄養補給、リフレッシュを目的として口から摂取される液体全般を指します。
今回はゲーマー向けの理想的な飲み物を3種紹介して、その効果とメリット・デメリットを解説します。
そもそもゲーマー向けとは

プレイスタイルや季節、時間帯によって変わりますが集中力を高めたい場合や眠気覚まし、疲労軽減などを目的として飲まれる場合が多いのではないでしょうか?
主に求められる成分はこちらです。
1.カフェイン
●覚醒作用
脳の眠気物質アデノシンの働きをブロックしてくれるので、朝のぼんやり感や昼の眠気をしっかり軽減してくれます。
仕事や勉強の「やる気スイッチ」を入れるのに最適です。
●集中力アップ
アデノシンを止めると、脳では
- ドーパミン(やる気・集中)
- ノルアドレナリン(注意力・覚醒)
といった物質が増えやすくなります。そのため意識がクリアになり集中力が上がります。
2.アルギニン
●パフォーマンス向上
アルギニンは、血管を広げる一酸化窒素の材料になります。
血流が良くなることで
- 運動パフォーマンスUP
- 筋トレの効率上昇
- むくみの軽減
など、動ける体づくりをサポートしてくれます。
●疲労回復
血流が良くなると酸素も栄養も全身に回りやすくなり、
疲れの抜けが早くなると言われています。
3.ビタミンB群
ビタミンB群は 8種類の水溶性ビタミンの総称で、体のエネルギー作り・神経の働き・脳のパフォーマンスをサポートしています。
主にこちらの3種がゲーマー向けの成分です。
●ビタミンB1(チアミン)
糖質をエネルギーに変える効果があり、神経や筋肉の動きをサポートします。
集中力アップや疲労回復に効果があります。
●ビタミンB2(リボフラビン)
長時間プレイでの目の疲れ軽減効果があります。
●ビタミンB6(ピリドキシン)
アミノ酸代謝、神経伝達物質(セロトニン・ドーパミンなど)の合成により集中・気分安定・反応速度に関係があります。
これらの成分が入っているものが、主に求められているものだと思います。
続いて主な飲み物7種についてゲーマー目線でメリットデメリットを紹介します。
ゲーマー向け飲み物3種
1.エナジードリンク系

最初に頭に浮かぶのはエナジードリンクではないでしょうか?
主にカフェイン、糖分、タウリン(+アミノ酸、アルギニンなど)、ビタミンB群を中心に成分が入っています。
メリット
1.集中力・覚醒度が一時的に上がる
エナジードリンクを摂取する上で最大の強みはカフェインによるブーストではないでしょうか。
カフェインは脳の「アデノシン受容体」をブロックします。
アデノシンは疲労や眠気を感じさせる物質なので、これが阻害されると
- 眠気が消える
- 思考がクリアになる
- 注意力が向上する
と、いった効果があります。
● ゲーマー的メリット
- 集中力がキープしやすい
- エイムのぶれが減る
短時間で”ギアが入る”感じを得たい人に最適かと思います。
2.反応速度・判断力の維持に役立つ
カフェインは、ただ眠気や疲労感を消すだけではなく反射神経にも影響します。
● どうして速くなるの?
カフェインは交感神経を刺激して、脳の処理スピードや神経伝達を活性化させる効果があります。
- 視覚的な情報処理が早くなる
- 手の動きがわずかに速くなる
- 判断の遅れが出にくい
などといったメリットがあります。
● ゲーマー的メリット
- FPSや音ゲーで反応が遅れにくくなる
- 「敵に気づくのが遅い」を軽減
- 格ゲーでコンボ精度が安定しやすい
特に“瞬発力が重要なゲーム”と相性がいいです。
3.疲労感をごまかし、短時間のスタミナを上げる
エナジードリンクにはカフェインの他に タウリン、アルギニン といった成分が入っています。
● どんな働きがあるの?
- 血流をよくして酸素運搬をサポート
- 「だるい」「眠い」という感覚を一時的に抑える
- 疲労物質の代謝を助ける
- 気分をリフレッシュさせる
などといった効果があります。
● ゲーマー的メリット
- 長時間プレイ後の「集中切れてきた」をごまかせる
- 大会直前のテンションアップに役立つ
- 夜中の練習でも意外と体力が持つ
“一時的なスタミナ剤”としての効果は非常に優秀です。
デメリット
1.カフェインの摂り過ぎで逆に集中力が落ちる
エナジードリンクは強い覚醒効果がある一方、飲みすぎると
・手の震え
・心拍の乱れ
・落ち着かなさ
・集中の分散
など“過覚醒状態”になることがあります。
FPSや格ゲーではエイムやコンボ精度が不安定になる原因にもなります。
一日に何本も飲む方は注意が必要です。
2.糖分の反動で眠気・だるさが来る
甘いエナジードリンクは血糖値の上下が激しく、飲んだ直後は元気でも、
その後に“急な眠気”や“だるさ”が襲うことがあります。
長時間のランクマや大会の後半で集中が切れる原因にもなります。
糖分の少ないタイプを選ぶか、飲むタイミングに注意しましょう。
3.効果切れで一気にパフォーマンス低下
エナジードリンクの覚醒効果は2〜5時間ほど。
それを過ぎると、
・強烈な眠気
・急な集中力低下
・頭が回らない
などの“クラッシュ”が起こることがあります。
試合終盤や深夜の練習でパフォーマンスが崩れる原因にもなります。
「ここぞ」のために使うのが一番賢いです。
2.コーヒー

コーヒーはエナジードリンクと同じくカフェインによる覚醒作用がメインとなります。また、エナジードリンクとは違う以下のメリットもあります。
メリット
1.コーヒーの香りでリラックスしながら集中できる(アロマ効果)
コーヒーの香りには
- 緊張緩和
- ストレス軽減
- 気分のリセット
などの作用があります。
● ゲーマー的メリット
- 大会やランクでの“緊張しすぎ”を抑える
- イライラした状態をリセットできる
- 心が落ち着いた状態で冷静なプレイができる
集中しつつもリラックスできるのがコーヒーの強みです。
2.エナジードリンクより”反動が少ない”ことが多い
エナジードリンクと比べると、コーヒーは
- 糖分が少ない or なし
- 成分がシンプル
- 徐々に覚醒効果が出る
そのため”クラッシュ“が起こりづらい。
● ゲーマー的メリット
- 長時間プレイ向き
- 集中が安定しやすい
- 効果切れの反動が小さい
デメリット
1.胃が荒れやすく、長時間プレイに不向きなことがある
コーヒーは胃酸を強く分泌させるため、飲みすぎると胃がムカムカしたり、お腹が痛くなりやすいです。
● 起こる可能性がある不調
- 胃の不快感
- 胃痛
- 食欲低下
- 気持ち悪くなる
空腹時に飲むと特に負担が大きいので注意が必要です。
2.利尿作用でトイレが近くなり、集中が切れる
カフェインには軽い利尿作用があるので、コーヒーを飲むとトイレが近くなることが多いです。
3.お茶

お茶にはカフェインが入っておりますが、エナジードリンクやコーヒーと比べると少なめです。
メリット
1. テアニンのリラックス効果で「落ち着いた集中状態」になる
お茶の最大の強みは テアニン(アミノ酸)が入っていることです。
● テアニンの働き
- 脳をリラックス状態にする
- 緊張・イライラを和らげる
- 落ち着いた注意力をキープできる
● ゲーマー的メリット
- ランクマで熱くならず、冷静な判断ができる
- 大会や配信で緊張しすぎない
- 失敗後のメンタルリセットが早い
“ゾーンに入りやすい飲み物”と言われることもあります。
2.水分補給として優秀で、パフォーマンス低下を防ぐ
お茶はほぼ「水とミネラル」なので、水分補給能力が高いです。
● ゲーマー的メリット
- 頭痛や倦怠感の予防
- 長時間プレイでも脳の働きを維持
- 体温調整がしやすくなる
特に緑茶・麦茶・ほうじ茶は水分補給向きとされています。
3.砂糖が入っていないなので「血糖値クラッシュ」がない
エナジードリンクや甘いコーヒーと異なり、お茶は基本的に砂糖が入っていません。
● ゲーマー的メリット
- 飲んだ後に急な眠気が来にくい
- 血糖値が急降下する“クラッシュ”がない
- カロリーゼロで太りにくい
長時間のランクマッチや大会では、最後まで安定した集中力につながります。
デメリット
1.鉄分の吸収を妨げる可能性がある(タンニンの作用)
お茶に含まれる タンニン は鉄分と結びつくため、
食事中や食事直後に大量に飲むと鉄分吸収を邪魔することがあります。
● 特に気をつけたい人
- 貧血気味の人
- 食事をお茶だけで済ませがちな人
- 疲れやすい人
ゲームの集中力低下にも影響する可能性があります。
2.飲みすぎると”喉が渇きやすい種類”もある
緑茶やウーロン茶は渋味成分(カテキン)が強い場合は口の中の水分を奪って渇きを感じることがあります。
- 喉が乾いて声が出にくい(配信者やVC勢)
- 水分補給のつもりが逆効果
特にウーロン茶は“さっぱり系だけど喉が乾きやすい”と感じる人も多いです。
まとめ
| 飲み物 | 強み | ゲーマー的な使い所 |
|---|---|---|
| エナジードリンク | 即効性・最大火力 | 大会前・勝負の試合・短時間ブースト |
| コーヒー | 集中アップ+頭が冴える | 練習・配信・長時間プレイ |
| お茶 | リラックス集中・安定性 | ランクマ連戦・夜プレイ・日常使い |

